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【1月版】公務員試験の勉強方法(事務などの行政職)

こんにちは!近藤です。

なかなか更新できなくてすみません、丁度多忙な時期でして…師走の忙しさってやつですかね?

(ちなみに年賀状書きとかでは)ないです。年々私に届く年賀状は減り続け、今では行きつけの美容院と日本郵便からしか来なくなりました。以上です。

 

それでは本題です。年の瀬になりましたが、皆さんには今まで通りメインの科目(数的・判断、法律系、ミクロ・マクロ)に力を注いでいただきたいです。これらの科目の勉強法や注意点は過去に紹介した記事がありますので、そちらをご覧ください。

 

今回は、①資料解釈、②学系科目(政治学行政学社会学経営学)の勉強法と、数的・判断推理と論文対策について注意点です。

 


まずは数的・判断推理についてこの時期の注意点です。

皆さんは1日の勉強時間のうち、どのくらい数的や判断推理に時間を費やしているでしょうか?

 

結論から言いますと、今は毎日1〜2時間くらい数的・判断推理の勉強をすることをオススメします

理由はこの時期に数的をやっておくと、試験直前に急激に力が伸びるからです。実際私も冬の間にかなり数的をやり込んだ結果、本番で数的が得点源になりました。

 

一般的に、教養科目より専門科目の勉強をたくさんしましょうと言われていて、その比率は 教養3:専門7 くらいらしいです。しかしこれは試験直前の話であって、今はもう少し教養の対策に時間を割いた方がいいと思います。

あ、でも自然科学とか人文科学系の一問しか出ないやつは時間をかけすぎないようにして下さい。費用対効果悪いので。

 

私立文系の人、数的が苦手な人多いですよね。でも大丈夫です。解法をパターン暗記してしまいましょう。頻出の問題の解法はそんなに多くないので、よく見るパターンの問題だけは絶対に解けるようにしておいてください。

「いくらパターン暗記しても初見のやつ多かったら無理じゃね?」って思ったそこのアナタ!大丈夫です、新出の問題はみんなできません。何故なら受験生の多くが数的が苦手な私立文系だからです。

だから「やったことある問題が出てきたら解けるようにしておく」だけで受かります

以上、私立文系大学出身の近藤からのアドバイスでした。

 

次に論文対策についてです。

特別区や都庁、国家一般職や地方上級などなど、ほとんどの試験種で論文があります。

中でも都庁と特別区は論文の配点が高く、例えば特別区では、80点満点の記述試験の点差が15点くらいひっくり返ることがしばしばです。

(筆記43点+論文◎+面接◎>筆記60点+論文△+面接○  みたいな事がある。)

そのため皆さんには非常に入念に論文対策をしてほしいです。が、スタートは2月からで充分です。その代わり2月からは毎日1時間、論文対策をしましょう

逆に言うと2月からは毎日1時間は論文対策に時間をとられるという事です。そのため、主要科目は今のうちに多くの勉強時間を割いて一点でも多く取れるよう、実力をつけておきましょう。

 


次に①資料解釈と②学系科目(政治学行政学社会学経営学)の勉強法についてです。

 

資料解釈

資料解釈とは簡単に言えばグラフの読み取りですが、その際に面倒な計算をいかに素早く正確にやるかを求められます。時間をかければ誰でもできる科目ですので、いかに素早く計算をするか、又はいかに本番で資料解釈のための残り時間を用意するかの勝負になります。

 

出題数は特別区と都庁で4問、国家系(国家一般職、国税、労基)で3問、県庁と市役所で1〜2問(一部自治体除く)、裁判所で1問となっています。全て必答なので、皆さん全員に対策してほしい科目です。特に特別区と都庁の受験者の方は数的の4分の1が資料解釈であることに留意して下さい。

 

具体的にはスー過去などの過去問集を1日2〜5問くらい毎日解いていけば良いです。必ず時間を意識して解いてください。最初は時間がかかるかもしれませんが、そのうち概算などのテクニックが身についてくるはずです。自信のない方は資料解釈専用の参考書なども使うといいかもしれません。

 

それから数的・判断の苦手な方は、特に資料解釈に力を入れて下さい

理由は、時間をかけさえすればどんなに数学の苦手な人でも全問正解できる科目だからです。

しかしながら資料解釈のスピードには限界があると思いますので、繰り返し問題を解いて計算速度を上げる努力を続けながらも、それでも時間が足りなかったら「解けそうにない空間把握なんて勘で解いてしまって、その時間を資料解釈に充てる」等、工夫して全問正解を目指してほしいです。

もちろん「資料解釈に時間を割くくらいなら数的に時間を割いた方がトータルの点数が高くなるわい!」という方はこの限りではありません。私自身、計算速度がクッソ遅かったので、正確性を犠牲に適当に概算していました。その結果資料解釈の正解率は50パーセントくらいでしたが、その時間を数的に割いていたので数的+判断+資料解釈+空間把握のトータルでは7割取れていました。

要するに自分に合った作戦で挑んでください。どんな問題でも配点1点は同じですので。

 

学系科目(政治学行政学社会学経営学

学系科目は専門科目であり、暗記科目です。本気でやれば短期間で完成できてしまう科目ですので、今から取り組む方は焦らずじっくりやって下さい。今は一通り流しておいて、2、3月くらいから一気にやってしまうというのも手だと思います。ご自身にあったやり方を見つけてください!

 

やり方としてはスー過去をひたすら解けばいいと思います。

やっぱり僕は王道を征く、「過去問を繰り返し解いてアウトプットしながらインプットする」勉強法をお勧めします。

 

過去問を解く際には、例のごとく特別区と市役所の問題からやるようにして下さい。特に特別区は、覚えた人物の名前をそのまま答える問題など基本的な問題が多いので、インプットに最適だと思います。

 

特別区の受験生の方は学系科目に力を入れておくと、とってもお得です。何故なら専門科目の選択問題は全ての科目から40題答えれば良いので、例えば政治学行政学社会学経営学を全て選択すると各5題×4科目=20題と全体の半分に達するのです。これに法律系科目をプラスすると、実はミクロとマクロと財政学を一問も解かなくても専門科目が終了してしまうわけです。とはいえどんなに経済が苦手でも1問くらいはクソ楽問題があるでしょうから、完全に捨てるのはお勧めしませんが。

 

また、都庁の受験者の方は専門試験が記述式になりますので、より深い理解と知識が必要になります。そのため、スー過去以外にも参考書を使う必要が出てくるかもしれません。

残念ながら私は都庁の受験生ではありませんでしたので、具体的に「この参考書が良い」といった情報は提供できませんが、あまり参考書選びには時間をかけない方が良いと思います。

 

ちなみに財政学については少しだけ注意がありますのでまた後日記事にしたいと思います。とはいえそれほど時間のかかる科目でもないので、ぼちぼち初めていけば十分だと思いますが。

 


以上、資料解釈と学系科目についてでした。もうすぐ新年ということで皆さん焦りや不安はあるかと思いますが、年明けから勉強を始めて合格してしまう猛者も時たまいるくらいなので、早い段階から対策を進めてきた方は焦らずじっくりと腰を据えて学習に取り組んでください

 

それから、予備校の講師の多くが「君たちにクリスマスも正月もない」みたいなことを言いますが、私は正月くらい休んでもいいと思います。

そもそも長期的にスケジュールを組むならば、1週間に1日くらいは休息日を設けるべきなのです。普通に考えてクリスマスや正月に一日や二日休んだ程度で結果は変わりません。むしろ、そのくらいの休みも取れないようなスケジュールの立て方はどうなの?と私は思います。もちろん個人差はあるでしょうから、自分に合った学習スケジュールを立てて勉強に取り組んでいただければよいのですが。

 

といったところで今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました。

そうそう、年明けから説明会のチェックと模試の申し込みを忘れずに行いましょう!

それではみなさん良いお年を。応援していますよ(^^)/