公務員試験合格者による公務員試験合格のためのブログ

公務員試験合格者が、試験の体験記を中心に情報を発信するブログです。

【公務員試験】合格者の論文対策方法

こんにちは、近藤です。

 

さて2月になりますが、論文対策もスタートという事で、昨年私がやっていた論文対策の方法をお伝えしようかと思います。

 

が、何を隠そうこの私、論文には自信がありません。良くも悪くも「普通」の論文しか書くことができませんので、「論文で高得点を取りたい!」という方は見ないでください。逆に「論文なんて落ちなければいいや」くらいに考えている人には参考にしていただけるかと思います。

 

〈丸パクリ式論文対策〉

①参考書をいくつか読み、大まかなテーマや論文の書き方を把握

 

②LECが毎年試験後にネットに公開してる論文の過去問と解答例を自分が受験する試験種のみ確認(主要な試験種のものしかないです)→構成を丸パクリ

 

③通っていた予備校に置いてあった過去の受験生の答案を丸パクリ

 

④テーマごとに定義、背景、問題点、改善策と自分の受験する行政の取り組みを調べる

 

⑤構成をノートにまとめる

 

以上の流れで1テーマ完成です。一般的には15〜20テーマほど用意しておけば良いと言われていますので、四月の半ばくらいまでにはこれを完成させて下さい。毎日1時間ほど論文対策に時間を割けば十分間に合うと思います。

 

個人的には本番と模試以外で実際に1000字書く必要は無いと思っています。文章を覚えるのは無理なので、構成とキーワードのみをノートにまとめて記憶して下さい。本番は用意した材料を組み合わせて肉付けするような感覚で。

テーマによっては改善策などが使い回しできますので、それほど負担にはならないかと。

具体的な構成のまとめ方については以下の記事をご覧下さい↓

https://koumuinkantou.hatenablog.com/entry/2019/01/31/094448

 

ちなみに参考書ですが、公務員試験の小論文に関しては良書が少ないです。そんな中でも「寺本康之の小論文バイブル」はおすすめです。昨年の四月に発売されたものなので私は使用していませんが、後輩からの評価が良かったので。あと寺本康之氏が個人的に好きなので。自己防衛おじさんと寺本康之氏って似てない?

 

ってことで今日はこの辺で。

特別区は論文が死ぬほど割合高いので、受ける方は特に論文に力を入れてね。国家一般はとりあえず書ければ良いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

【特別区】論文のテンプレ①「待機児童」

こんにちは。近藤です。

 

今回は「待機児童」のテーマについて、特別区を想定して構成をまとめたものを公開します。

論文については別に記事を用意しましたので、そちらを先にご覧下さい。

では、ご自身の責任のもと、自由に参考にして下さい。区の取り組みなどの情報が古いかもしれません。許してアイアンマン。

 

【待機児童】

〈序論〉

定義・・・保育所への入所を申請しているが、保育所が満員である等の理由により保育所へ入所できていない児童

背景・・・女性の社会進出、都市部への人口集中

問題・・・❶女性が働きに出ることができない→キャリアの断念、家計の圧迫  ❷社会に不安感を与える→少子化

 

〈本論〉

行政が行うべきこと

 

①小規模保育所の充実(ニーズの増減に対し柔軟性があり、設置も比較的容易であるため)

↑[区の取り組み]板橋区などでは「スマート保育」として小規模保育所を設置

・今後は学校の未使用の教室や空き家なども利用し、小規模保育の拡充に努めるべき。

 

②保育士不足の解消

背景・・・低賃金・長時間労働などによる保育士不足

低賃金→助成金、家賃補助

長時間労働→保育士としての専門性が不要な雑務のアウトソーシングの斡旋(ボランティアや民間業者を利用)

・今後、上記の改善策を行うことにより、新たな保育士の成り手の増加と潜在保育士の復職が期待できる。

 

③育児と仕事の両立が可能な環境の整備(各家庭において、子供の預かりが必要な時間数を減らす事で保育所の負担も軽減)

背景・・・男性の育児休暇の取得率は極めて低い

↑[区の取り組み]杉並区では「子育て優良事業制度」として育児休業取得率の高い企業を区が表彰

・上記のような取り組みは、企業のイメージアップにつながり、優秀な人材の確保が期待できるなど企業側にもメリットがあるため、今後は取り組みを他の区に広めたり、世間の認知度の向上に努めるべき

 

〈まとめ〉

いい感じにまとめて下さい(投げやり)

 

 

こんな感じです。これを覚えておいて、本番で文章に落とし込むイメージですね。

区の取り組みの部分を国の政策や自治体の政策に変えれば特別区以外でも使用できますので、こうしたものを15〜20テーマくらい作っておいて下さい。

 

それでは皆様ごきげんよう

特別区(23区)合同説明会について

皆さんこんにちは。ホリエモンに足りないのは野菜ではなくカルシウムだと思っている近藤です。

 

さて、平成31年3月16日の土曜日に特別区の合同説明会があります。特別区の受験を少しでも考えている方は絶対参加した方が良いので、まだ申し込んでいない人は2月18日午後5時までに、忘れずに申し込みをするようにして下さい。

 

ということで、今回は昨年の特別区の合同説明会の様子についてメインに述べたいと思います。

 

まあ、フツーの説明会をそれぞれの区が一斉にやるだけなのですが、予めどの区の説明会に出席するか目星をつけておく必要があります。なんせ23の区が一斉に説明会を行うので、自分が出席できるのは頑張ってもこの中で5つくらいでしょう。

 

どの区の説明会に行くべきか悩んでいる方もいらっしゃるかと思いますが、まずは自分の住んでいる区、自分の通っている大学がある区には行っておくと良いかと。

特別区は志望動機を考えるのに苦労するのですが、「自分に馴染みのある区」が志望先であれば、志望動機を練るのが簡単になります。

 

あとは特色のありそうな区や、少しでも興味がある区を好きにまわれば良いと思います。

 

「んなもんねーよ」って人はあれだね、採用人数の多い区の説明会に行っておくのがinじゃねーの!?

ご参考までに、昨年(平成30年)度の採用予定人数上位5区を挙げておきます。

 

〈平成30年度 特別区採用予定人数ランキング〉

1位  世田谷区・・・128人

2位  大田区・・・88人

3位  練馬区・・・87人

4位  杉並区・・・70人

5位  目黒区・・・65人

 

その他の区も含めた昨年度の詳細な情報は、特別区人事委員会の採用試験情報ホームページから見ることができます。

 

当日は多くの情報をメモするなり記憶するなりして、家に帰ってからレポートとして残しておきましょう。面接試験まで時間が空くので、説明会の事なんてほとんど忘れると思います。

 

そうそう、最後に1番重要な情報を。

当日は午後になればなるほど会場が混み合います。優先度の高い区の説明会から順番に出席するようにして下さい

午後になると授業参観日みたく立ち見させられるのが当たり前なくらい混みますので。

とはいえ今年は会場の定員が7000人に増えたので、教室も大きいのかな?そこら辺はよくわからにゃいでしゅ。

 

それでは今日はこの辺で。寒い日が続きますので体調管理にはお気をつけください。ではでは。

【公務員試験】英語捨てても余裕で合格します[文章理解]

How are you? My name is Kondou. 

Do you like English? I don't like English hahaha.

Eigo tte muzukashii yone.

 

もう限界です。私は中学生レベルの英語力すらありません。そんな私も公務員試験を受けるにあたって、英語を勉強し直してみました。

 

その結果、本当に無駄な時間を過ごしました。一度苦手意識持ったり、つまづいたりすると長期間かけて根本から矯正しない限り無理だと思います。

 

「単語さえ意味が取れれば文章理解の英語なんて楽勝」って言う人いるじゃないですか。でも、その単語が覚えられないんですよね。興味ないし。無理やり記憶したのにすぐ忘れちゃうし。

 

そういうわけで、私は受験した全ての試験種で英語を全て捨て、その時間を数的に充てていました。結果的に国家総合以外は一次試験に合格できたので、英語が全くできなくても公務員試験は普通に受かります。

 

とはいえ英語は全ての試験種で5問前後ありますから、確率的に1問は正解するとして残り2、3点分、どこかで取り返さないといけません。

最も手っ取り早いのは数的・判断で高得点を取る事です。しかし数的が苦手でどうにもならないという方もいるでしょう。その場合、自然科学に力を入れるのがおすすめです。基本的には物理、化学、生物、地学の一問ずつ、計4問の必答ですが、特別区ではそれぞれ2問ずつの計8問が選択可能です。

 

流石に英語も数的も苦手な人はなかなかいらっしゃらないと思うのですが(偏見と思い込み)、数的に関しては苦手だと感じていても、パターン暗記でなんとかなる可能性が高いです。つまり、英語が苦手なら無条件で数的に力を入れるべきです。自然科学とか人文科学とか細々とした科目で1点ずつ拾える自信のある方はこの限りではありませんが。

 

結論として、「英語全部捨てても他の科目である程度の点が取れてれば、全然問題ないですよ」ということをお伝えします。

 

「嫌いで仕方のない英語を一切やらなくてもいい」って思えただけで、胸のつかえがとれて他の科目に対するやる気も出てきませんか?

 

皆さん是非とも自分の得意分野で勝負していただきたいです。目標は公務員試験の合格であって、グローバル人材になる事ではないですからね

 

それでは今日はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

グローバル人材とか言って、TOEICのスコアに応じて得点に加算をする某県庁は†悔い改めて†

【公務員試験】おすすめの併願プラン!合格すればどこでもいいや~編 [事務等の行政職]

あけおめことよろ近藤です!

2019年になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。主要な筆記試験が終わるまで、まだ半年ほどのロングランになりますから焦らずじっくりと試験対策を進めてください。

 

さて今日は公務員試験の併願についてです。

 

 

多くの公務員試験受験生の皆さんは併願を考えていると思います。なんたって本番は一発勝負ですからね。当日にお腹が痛くなっただけでこれまでの受験勉強が水の泡…なんてことにはならないよう、私からも強く併願をオススメします。

理由は多くの試験種で勉強する内容が被っているからです。中には専用の対策を一切しなくても合格できるものもあるくらいです。

私自身、多くの試験種を併願しました。結果、国家総合職以外全ての一次(筆記)試験で合格できましたので、自分の併願プランは大当たりだったと自画自賛しております。

ということで、以下が私の推奨する併願プランです。

 


〜2019年おすすめの併願プラン〜

(一部の試験の日時は未発表のため、2018年の試験日時をもとに作成しております。2019年の試験のスケジュールは変更される可能性がありますので、予めご了承ください。今後発表があり次第随時更新する予定です。)

 

国家総合職・・・4/28(日) ←同じ日に警視庁警察官の一次試験があると思いますので、公安系でもいいやって方はそちらのほうが良いかと。

 

特別区or東京都庁・・・5/5(日)[予想] ←2018年は5月の第一日曜日だったため

 

裁判所一般職・・・5/11(土)

 

国税専門官or財務専門官or労働基準監督官・・・6/9(日)[予想]  ←2018年は6月の第二日曜日

 

国家一般職・・・6/16(日)

 

地方上級A日程(県庁、横浜市など)・・・6/23(日)[予想] ←栃木県庁がこの日に一次試験を行うと発表しているため

 

地方上級B日程(市役所など)・・・7/21(日)[予想] ←2018年は7/22(日)

 

地方上級C日程(市役所など)・・・9/15(日)[予想] ←2018年は9月16日(日)


 

こんな感じで8つの試験を併願できます。まあ最初の国家総合職は模試みたいなもんですけどね。

公務員ではありませんが、独立行政法人も含めると更に多くの併願が可能です。人気の国立大学法人国保連合会、〜共済組合など、身分保障はないものの準公務員みたいな職種は結構あるので調べてみるといいと思います。

 

10個くらい受ければ1つくらい合格するんじゃね?っていう安易な発想ですが、私の知っている限り「公務員試験全落ちした」って人は2〜3くらいしか併願してない人が大半です。皆さんなんでそんなに自信あるんですかね?面接の評価なんて、おっさんの「俺はこの子いいと思うよ」っていう適当な発言で簡単に変わりますよ?←ソースは某公務員人事担当の私の知人です。

 

「いい加減な気持ちで節操なく併願するのは良くない」とおっしゃる方いるかもしれませんが、それは無責任だと思います。

 

いや〜、ほならね、自分がその人の将来に責任持てって話でしょ?(syamuさん35万フォロワーおめでとうございます)

 

とはいえリスクヘッジは自分の責任で行うべきです。併願なんてしないで志望度高いところに絞った方がモチベーションが上がる!って方もいるでしょう。併願先を「なんか違う」とか言って退職してしまったら元も子もありませんからね。

 

と、いうことで以上が私のオススメする併願プランでした。冗談抜きでこのくらい受けておいた方がいいと思いますよ!

2つしか一次合格してないのに、二次試験の面接の日程が重なってしまった…なんてことになったら悲惨ですからね。

 

それでは今日はこの辺で。ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

最後に一言。

 

公務員試験に受かりたい?じゃぁ、併願行動やろうよ。

よっし、やるぞぉ〜(小声)

めっちゃ併願先あるじゃん

でも全部合格るから

【公務員試験】模試のおすすめは◯◯◯

こんにちは!近藤です。

公務員試験受験生の方、勉強お疲れ様です。

 

さて、年が明けたら本格的に模試が始まります。一部「トライアル」として年内から始まっている模試もありますが、それぞれの試験種向けに作られたものは1月以降に行われます。

 

受験生の皆さんには本番の感覚をつかむため、本番の時間配分の参考にするために是非とも模試を受けてほしいです。公務員試験の模試を受けるか迷っている方。悪いことは言いません、受けましょう。多くの人は自分が思っているほど試験慣れしていないです。また、実際にどの科目から何問出るのかを正確に覚えている方はとても少ないです。

また、定期的に模試を受けておくと勉強のペースメーカーとして役立ちます。「自分にはまだ模試を受けるだけの実力が身についていないのでは?」と懸念している人も受けた方がいいです。今後、より早く実力が身につく可能性が高まりますので。

 

さて、公務員試験の模試と一口に言っても、TAC、LEC、大原、東京アカデミー、産経といろいろあります。たくさんの模試を受けるのはとてもお金がかかりますので、できれば1つに絞りたいですよね?そこで実際に模試を受験した私が、独断と偏見に基づきおすすめの模試を発表したいと思います!

 

ズバリ結論です。

TACの模試を受けましょう

 

理由は、

受験者数がダントツで多いです。そのため自分の実力が客観的に分かりやすいと思います。

試験会場が多く、日程もそれぞれ4日間のうち1日を選択するので予定が合わせやすいです。

難易度が本番に近いので参考になります。多くの模試は、本番で受験生がビビらないように、本番より難易度の高い問題になっていますが、難易度の上げ方が雑なものが多く「誰も解けない問題」を入れてくるところがあります。(L◯Cは特にひどい希ガス

その点、TACは変に難易度を上げていないので、より本番に近いと感じました。

 

それから私は個人的にパック受験がお得でいいと思います。TACのパックなら❶特別区or都庁  ❷国税or財務or労基  ❸裁判所  ❹国家一般  ❺地上or市役所と満遍なく5つの試験種を受験できるので、併願する方にはもってこいです。

私も当初はこの5つの試験種全部を受験するつもりはなく、模試だけやってみるつもりでしたが、結局は全部本番も受験することになりました。最終的に複数内定をいただき選択肢が広がったので、とりあえず受けておくといいと思います。(小並感)

 

以上です。他にも言いたいことは色々ありますが、問題になりそうなのでここでは言いません。

 

あ、それと私はTACの回し者ではありませんし、正規の受講生でもありませんでした。私がTACの宣伝をしても1円にもなりません。ということで皆さん私の話は参考程度に考えていただき、好きな模試を受けてください。

もし今後、何処かの予備校からお金をいただくことがあったら、躊躇なくこの記事は削除して、その予備校の模試のヨイショ記事を書きます。(模試だけにもしの話だよ?)

 

今日はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました。

TACさんお年玉ちょーだい。

【1月版】公務員試験の勉強方法(事務などの行政職)

こんにちは!近藤です。

なかなか更新できなくてすみません、丁度多忙な時期でして…師走の忙しさってやつですかね?

(ちなみに年賀状書きとかでは)ないです。年々私に届く年賀状は減り続け、今では行きつけの美容院と日本郵便からしか来なくなりました。以上です。

 

それでは本題です。年の瀬になりましたが、皆さんには今まで通りメインの科目(数的・判断、法律系、ミクロ・マクロ)に力を注いでいただきたいです。これらの科目の勉強法や注意点は過去に紹介した記事がありますので、そちらをご覧ください。

 

今回は、①資料解釈、②学系科目(政治学行政学社会学経営学)の勉強法と、数的・判断推理と論文対策について注意点です。

 


まずは数的・判断推理についてこの時期の注意点です。

皆さんは1日の勉強時間のうち、どのくらい数的や判断推理に時間を費やしているでしょうか?

 

結論から言いますと、今は毎日1〜2時間くらい数的・判断推理の勉強をすることをオススメします

理由はこの時期に数的をやっておくと、試験直前に急激に力が伸びるからです。実際私も冬の間にかなり数的をやり込んだ結果、本番で数的が得点源になりました。

 

一般的に、教養科目より専門科目の勉強をたくさんしましょうと言われていて、その比率は 教養3:専門7 くらいらしいです。しかしこれは試験直前の話であって、今はもう少し教養の対策に時間を割いた方がいいと思います。

あ、でも自然科学とか人文科学系の一問しか出ないやつは時間をかけすぎないようにして下さい。費用対効果悪いので。

 

私立文系の人、数的が苦手な人多いですよね。でも大丈夫です。解法をパターン暗記してしまいましょう。頻出の問題の解法はそんなに多くないので、よく見るパターンの問題だけは絶対に解けるようにしておいてください。

「いくらパターン暗記しても初見のやつ多かったら無理じゃね?」って思ったそこのアナタ!大丈夫です、新出の問題はみんなできません。何故なら受験生の多くが数的が苦手な私立文系だからです。

だから「やったことある問題が出てきたら解けるようにしておく」だけで受かります

以上、私立文系大学出身の近藤からのアドバイスでした。

 

次に論文対策についてです。

特別区や都庁、国家一般職や地方上級などなど、ほとんどの試験種で論文があります。

中でも都庁と特別区は論文の配点が高く、例えば特別区では、80点満点の記述試験の点差が15点くらいひっくり返ることがしばしばです。

(筆記43点+論文◎+面接◎>筆記60点+論文△+面接○  みたいな事がある。)

そのため皆さんには非常に入念に論文対策をしてほしいです。が、スタートは2月からで充分です。その代わり2月からは毎日1時間、論文対策をしましょう

逆に言うと2月からは毎日1時間は論文対策に時間をとられるという事です。そのため、主要科目は今のうちに多くの勉強時間を割いて一点でも多く取れるよう、実力をつけておきましょう。

 


次に①資料解釈と②学系科目(政治学行政学社会学経営学)の勉強法についてです。

 

資料解釈

資料解釈とは簡単に言えばグラフの読み取りですが、その際に面倒な計算をいかに素早く正確にやるかを求められます。時間をかければ誰でもできる科目ですので、いかに素早く計算をするか、又はいかに本番で資料解釈のための残り時間を用意するかの勝負になります。

 

出題数は特別区と都庁で4問、国家系(国家一般職、国税、労基)で3問、県庁と市役所で1〜2問(一部自治体除く)、裁判所で1問となっています。全て必答なので、皆さん全員に対策してほしい科目です。特に特別区と都庁の受験者の方は数的の4分の1が資料解釈であることに留意して下さい。

 

具体的にはスー過去などの過去問集を1日2〜5問くらい毎日解いていけば良いです。必ず時間を意識して解いてください。最初は時間がかかるかもしれませんが、そのうち概算などのテクニックが身についてくるはずです。自信のない方は資料解釈専用の参考書なども使うといいかもしれません。

 

それから数的・判断の苦手な方は、特に資料解釈に力を入れて下さい

理由は、時間をかけさえすればどんなに数学の苦手な人でも全問正解できる科目だからです。

しかしながら資料解釈のスピードには限界があると思いますので、繰り返し問題を解いて計算速度を上げる努力を続けながらも、それでも時間が足りなかったら「解けそうにない空間把握なんて勘で解いてしまって、その時間を資料解釈に充てる」等、工夫して全問正解を目指してほしいです。

もちろん「資料解釈に時間を割くくらいなら数的に時間を割いた方がトータルの点数が高くなるわい!」という方はこの限りではありません。私自身、計算速度がクッソ遅かったので、正確性を犠牲に適当に概算していました。その結果資料解釈の正解率は50パーセントくらいでしたが、その時間を数的に割いていたので数的+判断+資料解釈+空間把握のトータルでは7割取れていました。

要するに自分に合った作戦で挑んでください。どんな問題でも配点1点は同じですので。

 

学系科目(政治学行政学社会学経営学

学系科目は専門科目であり、暗記科目です。本気でやれば短期間で完成できてしまう科目ですので、今から取り組む方は焦らずじっくりやって下さい。今は一通り流しておいて、2、3月くらいから一気にやってしまうというのも手だと思います。ご自身にあったやり方を見つけてください!

 

やり方としてはスー過去をひたすら解けばいいと思います。

やっぱり僕は王道を征く、「過去問を繰り返し解いてアウトプットしながらインプットする」勉強法をお勧めします。

 

過去問を解く際には、例のごとく特別区と市役所の問題からやるようにして下さい。特に特別区は、覚えた人物の名前をそのまま答える問題など基本的な問題が多いので、インプットに最適だと思います。

 

特別区の受験生の方は学系科目に力を入れておくと、とってもお得です。何故なら専門科目の選択問題は全ての科目から40題答えれば良いので、例えば政治学行政学社会学経営学を全て選択すると各5題×4科目=20題と全体の半分に達するのです。これに法律系科目をプラスすると、実はミクロとマクロと財政学を一問も解かなくても専門科目が終了してしまうわけです。とはいえどんなに経済が苦手でも1問くらいはクソ楽問題があるでしょうから、完全に捨てるのはお勧めしませんが。

 

また、都庁の受験者の方は専門試験が記述式になりますので、より深い理解と知識が必要になります。そのため、スー過去以外にも参考書を使う必要が出てくるかもしれません。

残念ながら私は都庁の受験生ではありませんでしたので、具体的に「この参考書が良い」といった情報は提供できませんが、あまり参考書選びには時間をかけない方が良いと思います。

 

ちなみに財政学については少しだけ注意がありますのでまた後日記事にしたいと思います。とはいえそれほど時間のかかる科目でもないので、ぼちぼち初めていけば十分だと思いますが。

 


以上、資料解釈と学系科目についてでした。もうすぐ新年ということで皆さん焦りや不安はあるかと思いますが、年明けから勉強を始めて合格してしまう猛者も時たまいるくらいなので、早い段階から対策を進めてきた方は焦らずじっくりと腰を据えて学習に取り組んでください

 

それから、予備校の講師の多くが「君たちにクリスマスも正月もない」みたいなことを言いますが、私は正月くらい休んでもいいと思います。

そもそも長期的にスケジュールを組むならば、1週間に1日くらいは休息日を設けるべきなのです。普通に考えてクリスマスや正月に一日や二日休んだ程度で結果は変わりません。むしろ、そのくらいの休みも取れないようなスケジュールの立て方はどうなの?と私は思います。もちろん個人差はあるでしょうから、自分に合った学習スケジュールを立てて勉強に取り組んでいただければよいのですが。

 

といったところで今回はこの辺で。最後までご覧いただきありがとうございました。

そうそう、年明けから説明会のチェックと模試の申し込みを忘れずに行いましょう!

それではみなさん良いお年を。応援していますよ(^^)/